オンライン(Web)商談会へのツール活用

このページでは、オンラインイベントの1つとして考えられる「オンライン(Web)商談会」について、メリットなどをまとめて紹介していますので参考にしてください。

オンライン(Web)商談会とは?

一般的に「商談会」とは複数の企業や事業者が一堂に会して、互いの商品やサービスをプロモーションしながら販路拡大や顧客獲得、またコネクションの構築などを行っていくイベントです。

しかし、社会的な情勢の変化や感染症の拡大によるリアルイベントの開催リスクといった観点から、1つの場所へ大勢の人が集まって交流するパターンだけでない、新しい商談会のスタイルが求められました。

オンライン(Web)商談会は文字通りインターネットを活用して、オンラインで複数の参加者が集まってビジネス交流を行う商談会イベントです。

オンライン(Web)商談会ならではのメリット

どこかのイベント会場で開催されるオフラインの商談会でなく、リモート環境で行われるオンライン商談会だからこそ期待できるメリットも少なくありません。

インターネットへアクセスできれば遠方からでも参加できる

オンライン(Web)商談会のメリットとしてまず考えられるものとして、インターネットへアクセスできる環境とマイクやカメラといった基本の機器さえあれば、国内外を問わず任意の場所から商談会へ参加できるという点が挙げられます。

例えば出張先から商談会へ参加したり、いっそ海外のクライアントや見込み客などへ自社の商品やサービスの魅力をアピールしたりできるかも知れません。また、悪天候や事故渋滞などで現地会場へ直ちに向かうことが困難な場合であっても、ネット環境とさえ整えられれば、あとはモバイルPCに内蔵されたカメラとマイク、スピーカーを活用して商談をスタートできる可能性もあるでしょう。

移動にかかる時間やコストを削減できる

オンライン(Web)商談会であれば現地へ実際に向かう必要がないため、移動時間や交通費、現地での滞在費や宿泊費といった様々なコストをまとめて削減が可能です。

必要な資料や情報をデータとしてあらかじめ作成しておき、ファイル共有や画面共有といった機能を利用することで、取引相手にも商品の特徴や魅力をプロモーションできるため、実際に郵便や宅配便を利用して商品を送るといったコストも節約できます。

複数の商談会に同日参加できる可能性

例えば、魅力的な商談会が別々の場所で同日開催されている場合、リアルイベントであれば現実的にどちらか一方にしか参加できないか、それぞれ別の担当者として参加しなければなりません。

オンライン(Web)商談会であれば移動時間や移動距離を無視できるため、状況次第では主催者の異なるオンライン(Web)商談会へシームレスに移動したり同時参加したりできる可能性もあります。

商談会はコネクションの範囲を広げて将来的な事業戦略の足がかりにするといった目的もあり、交流できる対象を拡大しやすいことは強みです。

翻訳ツールなどを使えば海外の企業とも交流しやすい

オンライン(Web)商談会へ専用プラットフォームやライブ配信ツールなどを活用して参加する場合、AIによる同時翻訳機能が搭載されていることもあります。

これは文字通り、他言語コミュニケーションをサポートする機能であり、言語圏の異なる参加者が語った内容をリアルタイムでAIが任意の言語に翻訳してくれるサービスです。

翻訳の精度や安定性はAIの性能やプラットフォームの品質にも大きく影響されるため、現段階では本当に重要な機密や情報の交換には適していませんが、コミュニケーションを促して、人と人のネットワークをグローバル規模で結んでいく上で役立ちます。

商談会の映像を録画して資料として活用できる

商談会の様子はパソコン画面やモバイル端末の画面に表示されており、録画ソフトやキャプチャーアプリなどを利用することで映像として保存可能です。あるいはプラットフォームによっては映像データを確認したりダウンロードしたりすることもできるでしょう。

これによって商談会で確認した気になる商品やサービスの内容を再確認、他の人へ商談会の内容を説明する際の資料として役立ちます。

オンライン(Web)商談会を開催するためのツールとは?

オンライン(Web)商談会を開催するためのプラットフォームとして、複数のツールやアプリが考えられます。例えばビデオ会議ツールやSNSアプリ、あるいはクラウドサービスとして利用できるオンライン(Web)商談会用のWebサイトといったものも存在するでしょう。

しかし、オンライン(Web)商談会はあくまでもオンラインイベントであり、企業担当者における双方向の交流や複数の人々の同時交流を前提としているものです。そのため実際にはオンライン(Web)商談会へ対応したイベント管理プラットフォームを活用することで、イベントのスケジューリングや参加者の情報管理と分析評価、イベント終了後のアプローチといった作業の効率化に繋げられます。

まとめ

多様性やダイバーシティといったワードが注目され、ビジネススタイルやワークスタイルの多様化が進む現代。商談会も必ずイベント会場へ実際に足を伸ばして参加するものばかりとは限りません。

インターネット上で開催されるオンライン(Web)商談会は、従来のリアルイベントでは実現できなかった利用法や参加スタイルを検討できるイベントであり、オンラインならではの強みや魅力も少なくありません。

また、イベントのニーズや規模にマッチしたイベント管理プラットフォームを導入することで、オンライン(Web)商談会の開催や運営といったマネジメントが簡便化することも重要です。

 
イベントで叶えたい目的に合わせて選ぶイベント管理プラットフォーム3選
多彩な機能で
一元管理し、
負担を軽減したい
eventos
eventos
引用元:eventos公式HP(https://eventos.tokyo/)
  • ライブ配信、チケット管理、商談機能などイベント管理に必要なシステムをカスタマイズで対応
  • 使いやすさを重視した設計で、効率化を促進。アプリ開発ではグッドデザイン賞を受賞
主な用途
展示会やフォーラム、大規模なハイブリットイベント
導入イベント8種
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採用支援
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促進・管理したい
EventIn
ブイキューブ
引用元:ブイキューブ公式HP(https://jp.vcube.com/)
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  • さまざまなデバイスから1つの画面で多数のブース表示で回遊を促進
主な用途
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展示会
企業イベント
社内イベント
地域イベント
採用支援
株主総会
商談イベントを
管理したい
Eventhub
Eventhub
引用元:イベントハブ公式HP(https://eventhub.jp/)
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  • Zoom,youtubeやMAツールと連携しイベント管理を効率化
主な用途
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展示会
企業イベント
社内イベント
地域イベント
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※2022年7月時点のGoogleで「イベント管理プラットフォーム」と検索して出てきた会社の中から、オンライン・オフラインのハイブリッド開催に対応、高セキュリティなISMS認証に対応している3社を選定。
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