このページでは、イベント管理プラットフォームにおけるクラウド型とオンプレミス型の特徴や違いについてそれぞれ解説していますので、メリット・デメリットの把握や自社ニーズとのマッチングにご活用ください。
クラウド型のイベント管理プラットフォームは、サービス提供会社が運営者となり、インターネットのクラウドサーバ上で運用しているサービスです。ユーザーはインターネットへアクセスしてサービスへログインし、オンラインで様々な機能を利用します。
導入費用が無料になっているものもあり、料金は月額制や年額制、従量課金制などサービスごとにプランが分けられています。
オンプレミス型はイベント管理プラットフォームを導入する企業の会社内にサーバを構築して、導入企業の管理下で運用されるスタイルです。
導入費用や準備期間がクラウド型よりもかかってしまう反面、サービスの独自性を強化できるメリットがあります。
クラウド型のイベント管理プラットフォームは、提供元が運営しているイベント管理プラットフォームをオンラインで活用できるサービスです。自社に独自サーバを設けたりネットワークを構築したりする必要がなく、インターネットへアクセスできる環境と対応デバイスがあればスムーズに導入できるといった特徴があります。
クラウド型のイベント管理プラットフォームについてメリット・デメリットをまとめました。
一般論として、クラウド型のイベント管理プラットフォームでは使用に際して特別なアプリやソフトをダウンロードしたりインストールしたりする必要がありません。あらかじめサービスに登録してアカウントを作成したり、会員登録を行ったりする必要はありますが、登録を完了すればそのままサービスを利用開始できることはメリットです。
サービスによって対応OSやデバイスに違いが生じることもありますが、基本的にインターネットへ接続できるブラウザやデバイスがあればスムーズに利用できます。
クラウド型のイベント管理プラットフォームの場合、ユーザーはインターネットへアクセスできる環境があれば、どこからでも好きなタイミングでサービスを利用可能。
全国各地で開催されるイベントなど、遠方に出張したり長期間の出張が必要になったりする場合でも、クラウド型ではストレスなくサービスを利用できるのが大きな魅力です。
クラウド型のイベント管理プラットフォームは運営元がマネジメントしているからこそ、ユーザーが利用していない間も運営会社がシステムのアップデートやセキュリティチェックなどを実施していることも重要です。
これにより、ユーザーは常にイベント管理プラットフォームを最新の状態で利用可能となっており、オンライン予約など顧客の個人情報を収集・管理するような場合でも安心して活用できることがポイントです。
クラウド型のイベント管理プラットフォームはあらかじめ提供される機能やオプションが製品ごとに定められており、必ずしも自社のニーズへ完全にマッチするとは限りません。
また、求める機能を全て付加していった場合、ランニングコストが高額になってしまう可能性があります。
運営会社のサーバにトラブルが生じたり、万が一にも運営会社が倒産したりしてしまった場合、システムが停止してしまうどころか、それまでに収集・管理していた情報やデータが全て消えてしまうといった恐れもあります。
オンプレミス型のイベント管理プラットフォームは、社内に独自のサーバを構築して運用することがポイントです。そのためクラウド型と比べて導入に費用や準備時間がかかる反面、自社ニーズとのマッチングを追求しやすいといった特徴があります。
オンプレミス型では自社の管理下にサーバを構築してイベント管理プラットフォームを運用します。そのため自社のニーズに合わせたサービス内容を設定して、利便性や独自性を追求しやすいことがメリットです。
また、オンプレミス型のイベント管理プラットフォームを提供している会社の場合、予算や導入後のサポート体制などについても細かく相談してもらえる可能性があります。
オンプレミス型では社内にサーバがあり、外部とのアクセスを遮断しておけば悪意ある第三者からハッキングされたりクラッキングされたりといったリスクを抑えられます。
ただし、運用や管理を自社スタッフで行わなければならず、担当者の知識やスキル、業務フローに問題があればセキュリティリスクが逆に高まってしまいかねない点に注意してください。
オンプレミス型のイベント管理プラットフォームでは自社サーバを構築しなければならず、単純にクラウド型よりも導入コストが高くなります。
また、サーバやシステムの設計から進めていかなければならないため、企画から導入までの時間がクラウド型よりも長くなってしまうことがデメリットです。
オンプレミス型の場合、日々の運用は自社スタッフが責任を持って行わなければならず、機器の管理も自己責任になります。
定期的なサポートやトラブル発生時のサポートを受けられるサービスもありますが、基本的に問題が発生した際の一次対応は自社で行わなければならず、適切な管理体制が構築されていなければ被害が拡大してしまうかも知れません。
イベント管理プラットフォームは一般的にクラウド型のサービス提供が主流であり、オンプレミス型のイベント管理プラットフォームはクラウド型と比べてサービスの選択肢が少ないといったデメリットがあります。
選択肢が少ない場合、比較検討できる範囲も狭められてしまうため、どうしても自社ニーズとのマッチングが難しくなる可能性もあるでしょう。
イベント管理プラットフォームは一般的にクラウド型で提供されていることが多く、クラウド型であれば小規模のイベントから大規模のイベントまでニーズに合わせて選択しやすいことがポイントです。
ただし、クラウド型にもオンプレミス型にもそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらを選択すべきかはまずそれぞれの特性や製品ごとのサービス内容を把握した上で、自社のニーズに合わせた比較検討を重ねて決めることが大切です。
※2022年7月時点のGoogleで「イベント管理プラットフォーム」と検索して出てきた会社の中から、オンライン・オフラインのハイブリッド開催に対応、高セキュリティなISMS認証に対応している3社を選定。
eventos:イベント管理機能が最多。
ブイキューブ:イベント管理ツールシェアNo.1(2022年8月時点公式HPより)1画面でのブース回遊システムを提供
EventHub:唯一ビジネスマッチングシステムでの商談に対応